こんにちは、『シンパパ』こと、ふみふみです。
ツイッターでは一部の方々からシンパパさんと呼ばれ親しまれて(?)おります(笑)
この記事では、ゲームばかりしている子、勉強嫌いの子、自分から勉強して欲しいのだけど、どうすればそうなってくれるのか・・・。もう疲れた・・・。普段からどのように接してあげたらいいか分からない、という事について、少しでも有効と感じた情報、また、そういった状態の方に読んでいただきたいと私なりに思う内容を書いております。(あくまで個人的見解となります。)
2020年7月に妻を亡くしてから、男手1つで中学2年の長男、小学4年の長女を育ててきました。最初はさすがに絶望の海、不安しかない状態から3人の生活が始まりましたが、最近は少しずつ落ち着いてきて、随分とはいかないまでも片手間でブログ記事を更新する時間くらいは出来てきました。
そんな中でこれまでの体験を元に分かってきた我が家の子供たちの生態をここに書き記そうと思います。どなたかの参考にして頂ければ幸いです。
※この記事の内容は、一部、息子の中学校(私立)のカウンセラーさんから教えて頂いた内容等を含めております。
子供が言う事を聞かない・勉強しない
ここでは我が家あるあるの”子供が言う事を聞かない”という事について触れます。そもそも、子供は言う事を聞かないものです。勉強も最初から好きな子なんていません。
だいたいの子供(中学生以下)が勉強をする理由は以下だそうです。
親から言われるから(真面目さ)
競争心
周りがやるから
自己顕示欲
上記を見る限り、親の声掛けもさながら、子育てにとって周りの環境(友達関係等)がとても大切だという事になります。とはいえ、最初から勉強が好きで好きでたまらない!なんて子供はいてないわけですね。私の場合は、『なんでうちの子はこんなに勉強が嫌いで、言う事も聞かないんだろう・・・』なんて悩みは捨ててしまう事としました。
どうすれば子供が自分から勉強するようになるのか?
どうすれば子供が自ら勉強するようになるのか・・・?このテーマは果てしなく自分の中で議論を繰り広げた内容でもあります。ヒントは息子との会話の中から見つけたような気がしています。
息子『わくわくする事が有れば勉強を頑張ることが出来る』
わくわくか・・・。って事で、『わくわくって何!?』という事についてよく考えてみました。
おそらくわくわくって狩猟(生存)本能なんだと思うんです。人間は狩りをする事で糧を得てきた生き物です。オスは獲物を見つけた時にわくわくして追いかけ、それをしとめる事で生存する事が出来る。メスは生存のためより優秀なオスを引き付けるために(わくわくして?)長い髪の毛をなびかせたり、かぜでひらひらとなびくアクセサリーや光る宝石を付けたりします。
あくまで私の場合は、ですが、わくわくこそがプラスに繋げるために必要なパワーの源なのだと考えるようにしました。
長くなりましたが、自分から勉強をする子供にするために必要な事は、『わくわくさせる事』だと考えます。
例えばうちは、以下のような事をたまに子供と話すようにしています。
『もし〇〇になったらどうする??何する!?』
『もしめっちゃかしこくてお金持ちになったら、何買う!?』
〇〇は、『クラスで上位』だったり、『めっちゃかしこく』だったりします。
女の子の場合は、大きな家を建てて、猫がたくさんいる秘密の部屋を作る、とか、ぬいぐるみばかりの部屋を作る、とか。
男の子の場合は、海外のホテル暮らしで好きな仕事をし、気が向いたら好きなところへ遊びに行く、むっちゃかっこいい車買ったりする、等の話をし、それに必要な勉強に対して興味を持たせるように仕向けます。
その子が何に興味を持ち、何に対してワクワクを感じるかはその子により千差万別です。子育てにおける『何がきっかけになるか分からない』というのはこう言う事なんだと思います。
普段からその子が何が好きで、何に価値を感じているのかにアンテナを立て、温かく見守ってあげましょう。
好きな事、わくわくする事から勉強に繋げる事で、『継続性のある勉強する理由』を作ることが出来るのだと私は思います。
少し前に、息子が、『命令されるとやる気がなくなる』とか、『”終わってんのか?”って言われたら”宿題全部完了したのか?”に聞こえる』とかって言ってた事からも、我が家の子供に対しての声掛けは命令形ではなく『進んでるかい?』や『いつやるか考えてる?』という進捗確認系で、また、子供が自分から勉強の事をやりだしたり、言い出したりしたら、ここぞとばかりに褒めちぎる(←あまり派手すぎると不自然がられる)。という事を我が家では継続するようにしています。
子供に『勉強しなさい!』と怒ることは正解か?
言う事を聞かない子供、勉強せずゲームや好きな事ばかりする子供、見てるとイライラしますよね・・・。
うちもそうです。ほっといたら好きな事しかしていません。
『勉強しろ!!』と怒りたくなるのは仕方ない事だと思います。
しかしながら、怒る事でその日勉強する事が出来たとして、それで得られる成果はその1回で終わります。それに対し、『怒られて勉強をやらされた』という嫌な想い出は子供の心にずっと残ってしまい、勉強嫌いの子供に育ってしまう可能性が高くなります。
生存本能、という話に戻るのですが、『恐怖』に対し生物が持っている対抗手段は主には2つで、①戦って勝利する または ②逃げる、という事になります。
怒られるという恐怖に対し、①戦う(勉強する)という選択を取らせることはその瞬間は効果があるかもしれませんが、勉強嫌いな子供にしてしまう可能性が高いうえに、下手をすれば②逃げ出す、という事にもなりかねません。
どちらかというと、”恐怖”という”生存本能”から”勉強”に繋げるのではなく、”わくわく”という”生存本能”から”勉強”に繋げてあげるほうが、継続性も中身も有るとても有意義なものになる事と思います。
事実、息子の学校のカウンセラーさんからも、『いかに親が子供に対し(勉強しなさいと言った)直接的な働きかけをしたからと言って、なんとかなったというケースは見たことが無い』との事でした。
もちろん、ただ忘れているだけ、という事も有るので、定期的な声掛けは必要ですが、あくまでそれは命令ではなく、進捗確認程度にとどめ、出来たことに対してはしっかりと褒めてあげるように、我が家では注意しています。
思春期(反抗期)の子供に『親が言って聞かせて』素直に勉強させる方法は?
これはまさに誰もが知りたいテーマになると思います。
私も実際に子育てカウンセラーさんにこの質問をしたことが有りますが、その結果も踏まえた結論は、『不可能!』です。
ただでさえ普通の事が不通に出来ない反抗期・・・。親から言われて素直に勉強なんて、そんな事出来るはずが有りません。
とはいえ、学校の先生や、周りの大人・友達から言われた事であれば、心に響く可能性があるかもしれません。生活環境や、普段の行動に出来るだけ気を使い、親子の無駄な衝突は避けるようにしましょう。(お互いに疲弊します。)
普段から子供とどのように接するべきなのか
子供と一緒に生活をしていく中で、親がどのように接してあげるか?という事について思う事を書きます。
子供とのぶつかり合いや、意見の衝突、『何でそんなことも出来ないの?』と感じるような事、有りますよね。
今まで私が子供と接したり、色々なところから得た情報で感じている事としては、いかに子供に対し一方的に意見を主張しても、子供の心には響かない、という事です。心に響かなければ、どんなコミュニケーションも意味を成しません。
大人でもそうですが、例えば仕事で嫌いな上司からグダグダと説教をされたとして、その後何かを変えようと感じるでしょうか?大人であれば多少の例外はあるかもしれませんが、相手が子供となると、ほとんどの場合あまりプラスに働かない事が多いと思います。
それでは、プラスに働く時ってどんな時でしょうか?
それは、子供が自分からその事柄に対し価値を感じた時、だと思います。
例えば、勉強を頑張っていい学校に行きたい、だったり、テストの点数が良かったからお母さんが喜んでおいしいものを食べに連れて行ってくれた、だったり、それは子供により様々です。
ですが、そこが一番難しいポイントでもあると思います。子供は千差万別、1万人いればみんな違います。何が言いたいかというと、何がきっかけになるかはその子次第のため、どの書籍にも書かれていない、分からないという事です。そのため、親が常に普段から目を光らせ、その子が何に興味を持っているのか、何をすれば喜ぶのか、何をされると嫌がるのかという事を見極める事がまず必要になります。
そのために一番重要なのは、親と子供の信頼関係です。信頼関係が悪いと、子供は考えを親に話さなくなります。そうなると、打てる手立てが少なくなってしまいます。子供の意見を無視した一方的な意見の主張(グダグダと説教する事)は、信頼関係を悪くしてしまううえ、プラスに働く事は少ないと思いますので、極力避ける方が良いと思います。
子供がプラスに転じるひらめきをするきっかけは、親が直接的に気付かせてあげられる事も有るかもしれませんが、子供が家の外で体験した事の中にヒントが有る可能性も有り、それは年齢を重ねていけばいくほど可能性は上がると思います。
そのため、親がしてあげられる事としては、子供が考えている事に同意・共感し、それを言葉にして表現(言語化)してあげる、という事です。
〇〇が壊れてしまって悲しい、とか、〇〇が達成できてうれしい、とかの時に、『一生懸命作ったのに壊れてしまって悲しいね』とか、『今までいっぱい頑張ってきたから、出来たね、お父さんもとても嬉しいよ、頑張って出来た事だと、とてもうれしくなるね』とかでしょうか。(もっと良い言い方が有るかもしれません)
子供は大人に比べ、この言語化の能力がそれほど高くなく、気持ちを表現する手段が大人より圧倒的に少ないです。子供が外から何か情報を得られる場面に遭遇した時に、この言語化の能力が少しでも高い方が、より質のいい情報を得られる可能性が上がります、また、親が同意・共感してあげる事で、子供との信頼関係も上がります。
長くなりましたが、これらの事が理由で、普段からの子供との接し方として重要な事は、親が子供の気持ちと同調し、認め、共感し、それらを言語化する手助けをする、という事だと私は思います。
そうする事で、子供が自らを表現する方法を知り、興味のある事をより追及する可能性を上げる事が出来ます。結果、自分にとって本当に必要なことに価値を感じられる可能性も上がると思います。
もちろん、ぶつかり合いが有ってはならないという事ではありません。同意・共感が有る前提でぶつかり合うのであれば、それはおおいに必要な事と思います。
これが私が経験してきた中で、今のところ重要と思える内容となります。
最後に
子供が言う事を聞かない、自分から勉強しない時に効果のある特効薬のようなものは、存在しないと思います。普段からの習慣や親からの働きかけにより、少しずつ培っていくものだと考えます。それが、子育てという事でしょう。
もう疲れた・・・。と感じてしまうのは、『理想通りになっていない』と感じているからです。時には、理想を下げてしまうという事も必要なのだと思います。妻を亡くした私が今感じている事は、人生において、『生きる事』以外に、MUSTな事なんてありません。それ以外は全てBetterです。『〇〇出来たら良いよね~』程度に考え、気楽にいけばいいのではないでしょうか。
怒鳴りつけてやらせると言う事は確かにその1回だけは効果があるかもしれませんが、しかしそれは『やるべきことに対する嫌悪感』となり、その子の将来にとって悪影響を長期にわたり与えてしまうと思います。
まず第一は子供との信頼関係、これが無いと話が始まりません。そのうえで、子供が自分から勉強ややるべき事をしたいと思える環境をいかに作ってあげるか、これが親に出来る子供への最大のプレゼントだと私は考えています。
という事で、今日の執筆はここまでとさせて頂こうと思います。
続きはまた気が向いたら書きます!最後までお読みいただいた方がもしいらっしゃったとしたら、心からお礼を申し上げます。有難うございました。
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