住宅・生活

転職前に職業訓練校を使ってお金をかけずに専門職に就こう!! 取材編

こんにちは。

『自信を持って人におススメできる事!を書くブログ』をやっています、『ふみふみ』と申します。

以前、『転職前に職業訓練校を使ってお金をかけずに専門職に就こう!! 概要編』という記事で、職業訓練校の選び方や通う方法について書きました。が!今回は実際に経験者の声を聞いてみた『取材編』を書こうと思います。

職業訓練校って、素晴らしい制度です。私ももう少し早く知っていたら、絶対利用してたと思います(今は結婚し子供もいて、適度な職にもついていますので、そうもいきませんが)。今回の記事執筆を通して、皆さんに自信を持っておススメしたいなと感じましたので、ここに書き記そうと思います。

はじめに

前回記事は「いったん就職はしたものの、退職してIT系の職業訓練校に半年通い、プログラムを使う専門職への転職に成功した!」という福島隆さん(仮名・31歳)にお話を聞いて作成したものでしたが、ありがたいことに好評なアクセスをいただいております。

そこで、今回は職業訓練校の記事第二弾!!ということで、福島さんが実際に経験した、職業訓練校の学生生活時代の詳細を聞いてきました。その取材内容を以下に書きます!!

職業訓練校の選び方や通う方法等の詳細は、前回の記事をご参考ください。

職業訓練校に実際に通っていた方の生のお話は貴重ですので、ぜひご覧いただければと思います!!

リーマンショック後の就職氷河期に大学を卒業し、営業職に就く

ー福島さんはリーマンショック後の2012年3月に大学を卒業されたんですね。就職活動が大変だったのではないですか?

福島隆さん(以下、福島) そうですね。僕は大学で西洋史の勉強をしていたんですが、就職活動はとても大変でした。経済学部や経営学部でも辛いのに、専攻は西洋史(笑)。それこそ100社以上に応募しましたよ。その上、来る日も来る日も会社説明会に参加していたら、2011年3月11日に東日本大震災でしょ。その日も会社説明会だったんですが、こりゃもう俺の人生終わったなと思いました。今の新型コロナで就活できない学生も大変だと思いますが、僕らも大変でした。

ーそんな中、中堅企業の正社員に就職されたんですね。仕事はいかがでしたか?

(福島) そんな状況だったから、色んな職種に応募しましたよ。就職した会社は従業員300人位の中堅商社で、営業職でした。人間関係が超濃密な「THE日本企業」という感じでしたが、待遇面ではそんなに悪い会社ではなかった。家賃補助は出るし、一応はボーナスも出た。ただ、僕にとって仕事は全然面白くなかった。元々僕は歴史が好きで西洋史を大学で勉強したんですね。

だから、専門的な知識をインプットして、それを活かす仕事の方が向いているんです。だけど、専門商社の営業は浅く広く色々な業務をする仕事なんです。様々な人間をつなぐ仕事だから人間関係に気を配らないといけない。専門家気質の僕にはそうした環境は辛かった。なので2年間で辞めてしまいました。特にアテは無かったんですが…

ー2年間で会社を辞めて、その後はフリーターを2年ほど。中々破天荒な職も(笑)

(福島) そうですね。正社員を辞めた後はフラフラフリーターをしていました。ラブホテルの清掃や建設現場の雑用職などもしましたね(笑)。そういうのは辛かったので、その後はwebマーケティングの会社でフルタイムアルバイトを1年位しました。レポートの誤字脱字や数字チェックが主な仕事でした。

そこで「お、システムやマーケティングって面白そうだな」って思ったんです。その会社はITシステム化が進んでいて、なるべく手作業を減らすような仕組みを作っていたんです。だから、ITシステムを作ってみたいなと漠然と考えるようになったんですが、その会社はアルバイトからステップアップする道がなかったので、職業訓練校に通うことにしました。ITがやりたかったので、都立職業能力開発センターのOAシステム開発科です。

ハローワークで紹介され職業訓練校へ(毎月の受給額は!?既婚者は受給可能??)

ーどうして職業訓練校に通うことにしたんですか?

(福島) ITって専門知識が必要だから、独学だとどうしても厳しい。でもフリーターをしていてお金がなかったから学校に通うことも難しい。何となく職業訓練校の話は聞いたことがあったので、ハローワークで話を聞いたらおすすめされたんです。

アルバイトとは言え、フルタイムで1年間働いていたので雇用保険受給資格がありましたし。webマーケティングの会社では月22万円位稼いでいたので、職業訓練に通っている間は約15万円ほど受給していました。その時は実家住まいだったので、これで十分生活できました。職業訓練校の同級生の中には結婚している人もいましたが、彼も受給していたようです。

(ふみふみ注:雇用保険の給付額計算はこちらから。雇用保険の受給額は前職の収入や年齢によって異なるので、こちらのサイトなどで計算してみましょう。)

(ふみふみ注:福島さんがおっしゃっているように既婚者でも雇用保険は受給できます。ただ、前回記事で紹介した職業訓練受講給付金制度は世帯全体の収入が月25万円以下などの条件があるので、こちらを使う場合は既婚者の方は注意が必要です。)

ー月15万円ももらいながらITの勉強できるのは凄く良かったですね。入学は難しかったですか?

(福島) 入学時には筆記試験と面接がありましたね。筆記試験小学校レベルの算数と国語の問題で、僕は楽勝でした。事前の説明会の時に「算数ができない人は落とす」と言っていたような気がします。四則演算ができないとプログラミングができないからでしょうね。面接は「プログラミングをやる気があるのか」「就職する気はあるのか」ということを聞かれたので、前職のアルバイト時代の話をしてアピールしました。

職業訓練校はある意味美味しい仕組み(雇用保険目当ての人がいてもおかしくない)なので、学ぶ気もなく就職する気もない人を落としたいんだと思います。入学した後の人数が20数名だったので、倍率は1倍を切っていたと思います。定員が30名だったので。

(ふみふみ注:筆記試験の過去問はこちらから。リンク1リンク2

厳しくも充実した職業訓練校生活

ー久々の学校生活はいかがでしたか?

(福島) とても楽しかったですよ。僕と同年代の20代後半が一番多かったんですが、高校を卒業したばかりの若い子や、30代前半の社会人経験が長い人や、10年選手のニートもいたりしました。昼休みに皆でふらふらご飯を食べに行ったり、帰りに良く皆で飲んでいました。学校は夕方に終わるので、仕事をしていた時より早く飲めるんですよ(笑)。雇用保険を給付している人が多かったので、皆で「就職しないでこのままの生活がしたいね(笑)」と冗談を良く言っていました。

ー中々充実した生活ですね(笑)。カリキュラムも楽だったんですか?

(福島) いえ、カリキュラムは中々大変でした。座学と実技がどちらもありましたが、1日中コンピュータについて学ぶので、ITが好きでない人は嫌になってしまうと思います。理解しているのか細かくテストもおこなわれるので、一生懸命やらないと学校に通うことが辛くなると思います。給付金目当てで来ている人はいなかったので、皆きっちりやっていましたが、仮に給付金目当ての人がいたらすぐに辞めてしまったでしょうね。

ー中々厳しい面もあったんですね。具体的にどんなカリキュラムがあったんですか?

(福島) 座学が1/3、実技でのプログラミング演習が2/3というイメージでしょうか。カリキュラムが1年間と比較的長いので、演習だけではなく、座学で「コンピュータの仕組み」「ハードウェア」「数学」のような理論の授業もありました。そういった科目はすぐには役立たないけれど、長くIT業界で勤めていると役に立つ時が来る、という話をしていましたね。

メインはプログラミング演習で、C言語やjavaをやっていました。HTML5+CSSも少し触りました。システム開発に必要な講義になっていたので、ゲームやウェブサイトを作りたい!という人には向いていないかもしれませんが、その分就職には繋がると思います。僕は全部で1年間ある中で途中で就職したので、半年くらいで辞めてしまったのですが、年度後半にはグループ演習もあったようです。2~3人でグループを作って実際に簡単なシステムを作る、という演習です。グループで企画・分担・進捗管理・プレゼン・など、システム開発に必要なことを経験できるということで、面白そうでした。特定の人に業務が偏る、みたいな業界あるあるもあったようですが(笑)。

ー福島さんはどのように就職されたんですか?

(福島) 私は、知り合いに声をかけていただいて、知り合いが勤めるマーケティング分析の会社に就職しました。なので、先ほども言ったように私は半年くらいで職業訓練校を辞めています。

ただ、職業訓練校では就職支援がとても手厚かったですね。定期的に、履歴書の書き方、面接練習など就職活動対策もありましたし、システム会社の見学会もあったりしました。見学会では、見学の後にその会社の方々とタダでお酒を飲めたりして良かったです(笑)。もちろん、その場で人となりを確認されていたのだと思いますが…

職業訓練校に通う最大のメリットの一つが、システム会社とのパイプだと思います。超優良企業は少ない(紹介される企業には自社開発企業が少なく、請負メイン企業が多かった)のですが、あからさまなブラック企業は紹介されなかったと思います。あからさまなブラック企業に生徒を送り込んで、生徒が辞めてしまったら東京都としても損失ですからね。雇う企業としても、職業訓練校で一定の水準に達している人を雇うことにはメリットがあるんでしょうし。

ー本日は色々とありがとうございました!!最後に職業訓練校に興味のある方へ一言お願いいたします。

(福島) 僕は現在マーケティング分析の会社でデータ分析業務をやっているんですが、職業訓練校で学んだこと、具体的にはプログラミングスキルやIT関連知識が活きています。専門商社で営業をしていた頃とは全く違う仕事に就けましたので、専門職に就きたい方、スキルチェンジしたい方はぜひ職業訓練校にチャレンジしてみてください!! 職業訓練校に通っている間は夕方からお酒が飲める生活も待っていますよ(笑)。

まとめ

福島隆さん(31歳)から都立職業能力開発センターのOAシステム開発科に通われていた頃のお話を伺いました。職業訓練校は楽しい雰囲気もありながら、きっちりしたカリキュラムで学べるようです。また、就職にも有利なようなので、気になる方はハローワークで話を聞いてきましょう!!

以上になります!

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